このニュースを知って、ものすごく驚いた。最近、スポーツ新聞に目を通してなかったのが悪かったのか。そんな情報は全く知らなかった。ただ無知なだけか。まさか二人が指名されるとは思ってもいなかった。立命大の籾山がプロ志望届を提出しているのは知っていたけれど、まさか指名されるとは・・・。確かにそこそこに打っているのを観たけれど、あんまり記憶に残っていないというか。2安打するけど3安打しない。二塁打はあるけど本塁打はめったにない。そんなイメージだろうか。今秋は打率3割、ベストナインにも選ばれたけれど。内野はどこでも守れる。足もある点も評価されたか。滋賀大の関口の方は指名されるなんて全く頭になかったし、横浜が目をつけていたことも知らなかった。ドラフトの様子を知ろうと、ウェブでこの名前を見つけた時、しびれたというかなんというか。プロのスカウトの眼力はすごい。超隠し玉じゃないか。実は、この前びわ大と京教大の一部二部入れ替え戦の記事を書いた時、春の入れ替え戦で滋賀大を観たときのことに触れたでしょう。二部でも優勝するチームは打線に迫力がある、と書いていたでしょう。あれはこの関口のことですよ、って今言っても遅いか。信じてもらえないだろうが、すごく印象に残っている。ものすごい体つきをしていた。そのときは三塁打を2本もかっとばしたので、こんな選手が二部にいるもんなんだと感心したのだが、志望届を出していないのに指名されるのはなぜ?そこで調べてみると、春季リーグ終了後に野球部を退部して、アメリカに野球留学。試合に出場し、帰国後に横浜の新人テストを受けて、合格。一ヶ月も前にもう横浜は育成枠で指名することを決めていたようだ。びっくりした。そういえば、どこかの、何かの記事で今、プロは必死で右の長距離砲を探している、とあった。(あ、思い出した京○新聞やった。)左打者が流行して、今すごく多くてかえって困る、というように解釈した。僕が観ている限りでも左打者はものすごく多い。いい左ピッチャーに当たったら、ひとたまりもない。だからこそ、関口に白羽の矢が立ったということなのだろう。横浜には村田、吉村という長距離砲がいる。そのような選手になってほしい。でも、国立大からの指名って育成枠と言えど、すごいことだと感心する。プロのスカウトはすごい眼力がある一方で、案外、縁を大事にしているんだなあとも思った。アメリカに留学する熱意、そして新人テストを受けるという情熱。もちろん、そのときの脚力、投力も評価された上でのことだが。それにしても、佛大の物部(一部春秋一位、秋MVP)が指名されなくて、関口(二部春一位秋二位、春MVP、引退)が指名されるとは。物部の方が有名人なのに。だから、人生って不思議なものですね。

 ちなみに、関口の春の成績を。最優秀選手賞、首位打者賞(.535)にベストナイン(外野手)。53打席43打数23安打5本塁打3三塁打2二塁打17打点(犠打2四死球7三振4盗塁8)。この数字がどれくらいすごいか。二部とはいえ、他の選手と見比べてみてほしい。ということで、パンフレットを買いましょう。(笑)京滋も東都みたいに二部から指名選手が出たということで嬉しい限りです。最後に、滋賀大には監督がいなかったという事実も見逃してはいけない。来春は二部も観ないと。ああ、僕も一度でいいから指名されてみたい。「○○新聞 一巡目 若林千尋 33歳 カメラマン及び記者 京都アマチュア野球だより」、なんちゃって。(笑)
 



07春季:京滋入れ替え第一戦:滋賀大 8-3 花園大 ←滋賀大・関口の画像あり




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