みなさま、お久しぶりです。なんとか生きています。

 それよりも立命館宇治高が秋季近畿大会ベスト4へ進出し、来春のセンバツ甲子園大会への出場がほぼ決まりました。選手らや卯瀧監督、石川部長、保護者&関係者のみなさん、おめでとうございます。


 この夏に龍谷大平安、秋に立命館宇治が府大会で優勝。なんと6年前に僕が高校野球を観るようになったときと全く同じでとても驚きました。そのときの立宇治はセンバツの開幕試合で準優勝した愛工大名電に1点差で競り負け。次のセンバツではぜひ同じ愛知の中京大中京を夏の平安の分も加えて倒してください。…と対戦することを予言しておきましょう。

 その立宇治の監督である卯瀧監督ですが、この夏の4回戦で京都成章に負けたときは、とても悔しそうでした。声を掛けることしか頭にない僕は、それでも卯瀧監督に挨拶だけでもと思い、粘りに粘ってバスの前で名刺を渡しました。試合の内容の悪さ(タイムリーヒットなしで3失点)に監督の表情は曇ったまま。20年ほど前に北嵯峨が甲子園初出場を決めた決勝の試合を太陽が丘に観に行ったことを告げてもあまり効果もなく、後から監督に挨拶に来たスーツ姿の人たち3人に「ブサイクな試合で」と言われたときに、ようやく事の大きさに気づかされ…。肝を冷しました。試合が終わって30分も経たない内にバスは出発。これから学校に帰ってすぐに練習するんだろうな、とすぐわかりました。(それからスタンドに帰って京教のマネージャー4人を探したというところにつながります。)

 そんな立宇治がこの秋に優勝。夏は下級生主体のチームでもあったことからこの結果に驚くことはありませんが、近畿大会でベスト4というのは、やはり卯瀧監督の指導の賜物というしかないでしょう。この秋は一度も球場に行きませんでしたので、何を語れるわけでもありませんが、すごいです。


 ところで、この秋は球場には行っていませんが、インタビューを2つしました。原稿は完成しているのですが、まだ掲載許可が下りていません。下り次第掲載致しますので、もうしばらくお待ちください。その二人は共に左投手です。僕がこれまでおそらく最も観てきたピッチャーと全く観たことがなかったピッチャーの二人です。どちらも甲子園に行きました。

 それから、ある高校球児を今、追いかけています。その選手はちょっと複雑な事情を抱えています。取材した内容をまとめて作品にして賞に応募してやろうと企んでいます。こんな人が僕の目の前に現れるとは思ってもいませんでした。なので、作品にしたいという気持ちが出てきたわけです。この件についてはまだどうなるか自分でもわかりませんが、ここに載せられるとしたら来年の7月以降になるだろうと思います。

 この秋はほとんど試合も観なければ、写真撮影も全くしていないので、ここに載せられる新しい情報は何もありません。その代わりと言ってはなんですが、この夏の京都大会で観た試合が途中で止まっていますので、その内容を更新したいと思っています。ものすごくスローなペースになるでしょうが、取材して「載せる」と言っておきながらそのままになってしまっているし、あれからもう3か月も経っているので、今なら本音で書いてもいいかなと思います。あの選手があのときこんなことを言っていたということをみなさんにお伝えしたいと考えています。