■福知山成美、準決勝でPL学園に惜敗  長岡、毎回14奪三振

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PL学園打線を3失点(14奪三振)に抑えた福知山成美・長岡


◆戦況&感想

 秋季近畿大会準決勝が西京極球場で行われ、第一試合で地元京都の福知山成美がPL学園に2‐3で逆転負けを喫した。第二試合では天理が金光大阪を7‐6で下した。明日午前11時からPL学園‐天理の決勝が行われる。

 福知山成美は1回裏二死から3番杉本、4番深瀬の連続安打で一、二塁とすると5番福本が右前に弾き返して先制。2回裏は一死一、三塁でこの試合1番に起用された西元がレフトフェンス直撃の適時打を放ち、序盤2‐0とリードした。しかし、PL学園が反撃。5回表二死一、二塁で1番吉川が中前に適時打。さらに6回表二死二、三塁で7番村田が中前に2点適時打を放ち、逆転した。PL学園は序盤4失策を記録する、守りのミスが連発し、福知山成美にその都度好機が訪れたが、成美がそれを生かせず追加点が奪えなかったのが痛かった。PL先発の中野は立ち上がりこそ不安定だったが、尻上がりに調子を上げて完投した。福知山成美先発の長岡は、序盤から直球、変化球ともに抜群だったが、中盤のピンチで踏ん張れず、いずれも変化球をセンターへ持っていかれた。準決勝の舞台でPL打線を相手に被安打6失点3と安定していた。毎回14奪三振を含め、今後大いに期待がかかる内容だった。




08年11月1日

@西京極

▼準決勝

PL学園

001 012 011 H6 E4

000 012 000=3

110 000 000=2


320 100 011 H8 E1

福知山成美

(P)中野‐藤本
(福)長岡‐福本


▽二塁打:勧野(長岡)大槻(長岡)

▽捕逸:福本
▽試合時間:2時間11分



【PL学園】

8  吉 川  3‐1‐1
4  安 田  5‐1
3  中 井  3‐0
9  勧 野  5‐1
7  大 槻  4‐1
2  藤 本  4‐0
5  村 田  3‐1‐2
1  中 野  2‐0
6  石 崎  4‐1

        33‐6‐3

振14球6犠1併0残10


【福知山成美】

9  西 元  5‐1‐1
7  細 野  4‐1
6  杉 本  5‐1
5  深 瀬  4‐2
2  福 本  2‐1‐1
3  岡 上  3‐0
 H 末 吉  0‐0
 R 越 賀  0‐0
 3 山 本  0‐0
8  渡 部  3‐0
1  長 岡  4‐1
4  田 嶋  3‐1
 H 古 賀  1‐0

        34‐8‐2

振8球2犠3併0残10