京都アマチュア野球だより

試合結果、選手成績などを写真付きで紹介しています (SINCE 7.06) 著:若林千尋

第89回(07)全国選手権

<速報>☆祝☆京都すばる・中村憲投手、広島4巡目指名!!

 本日、プロ野球の07高校生ドラフト会議が行われ、京都からは京都すばる高校の中村憲投手が広島東洋カープに4巡目で指名され、交渉権が確定した。中村憲投手は打撃の素質も素晴らしいものがあり、プロでは野手への転向も思案されている。同じく京都からプロ志望届を提出していた京都外大西高校の本田拓人投手は、今回のドラフトでは残念ながら指名がなく、大学、もしくは社会人を経てからのプロ入りを目指すことになった。



■京都すばる・中村憲

投手 左投左打 186cm 80kg

京都府宇治市出身

(-京都サクセス-大開サンクラブジュニア)

球種:ストレート、カーブ、スライダー、フォーク



06夏:ベスト8(京都外大西に敗戦)
07夏:準優勝(京都外大西に敗戦)



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(写真は07夏府大会決勝、京都外大西戦より)




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<号外>京都外大西、ベスト8ならず

<甲子園>

【大会10日目第一試合】

京都外大西 000 002 110=4
長崎日大  100 020 02×=5



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  そのままの笑顔で

 夢の大舞台、甲子園を去る京都外大西・本田



 3回戦で京都外大西は長崎代表・長崎日大に逆転負けを喫し、秋季国体出場権といわれる8強入りはならずに甲子園を後にした。そして、京都勢の3年連続のベスト8入りもなくなった。京都外大西は先発に右腕の辻を起用するも、1回裏に4番浦口の中前適時打で先取点を奪われる。辻-安達(ワンポイント)-辻とリレーした外大西は、5回裏二死二塁の追加点の許せない場面で、2回戦の常総学院戦で先発だった左腕の白井に急遽スイッチする。この試合の4回裏二死三塁で左腕の安達を起用し、ピンチを脱した時と同じ戦法で左打者をかわそうとするが、代わり端を2番出口に左前適時打を浴び1点を追加され、さらに連打を食らって二死満塁。制球に不安の残ったまま、5番曲渕の初球に押し出しの死球を与え、前半で3点差をつけられ、予選を通じてもなかった「追う」展開となった。常総学院戦同様、序盤に打線の火がつかない京都外大西は長崎日大・浦口に4回まで無安打に押さえ込まれ、苦しい展開を余儀なくされる。しかし、5回裏から本田が登板。三振でピンチを凌ぐ。本田が投げると負けないジンクスが京都外大西に降り注ぐ。6回表無死一塁から1番都藤が中越えに適時二塁打を放ち、1点を返す。二死三塁で4番辻の三塁強襲の内野安打で2点目を奪い、1点差とした。7回表には制球が悪くなり始めた浦口を攻め、3四球と暴投で1点を返し、ついに試合を振り出しに戻した。こうなると、京都外大西のペース。8回表に本田の遊撃内野安打でなんとか1点を勝ち越す。本田がこのまま抑えてくれれば、2年ぶりのベスト8進出が見えてくる。だが、長崎日大は終わらない。8回裏、いきなり先頭の6番板谷が中越え二塁打を放ち、息を吹き返す。しかし、無死二塁が捕手・田中の絶妙な牽制によりタッチアウトになりチャンスが潰える。これで息の根が止まったかと思ったが、まだ終わらない。本田が続く打者にストレートの四球を与えてしまった。長崎日大打線が疲れの見え始めた本田に襲いかかる。犠打後、二死二塁で9番柴田が左翼線三塁打を放ち、同点。続く1番永田が左前に弾き返して、あっという間に逆転に成功。試合は最終9回へと突入した。先頭の1番都藤が右前安打で出塁。ここまで投げてきた浦口がレフトへと退いた。犠打後、代わった小山が3番中川を四球で歩かせたところで、再びレフトから浦口が戻ってきた。一死一、二塁。単打で同点、長打で逆転の場面も4番辻が初球を引っ掛けてしまい、6-4-3のダブルプレーで試合が、京都外大西の夏が終わった。本田は3回1/3を3安打2失点(5奪三振3四球)。8回に集中した3安打に泣いた。1年生の時の輝きは取り戻せなかったが、高校野球を笑顔で卒業した。





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3回戦 対長崎日大:京都外大西全10安打

1本目

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5回表一死 カウント:2-0 球種:スライダー

5番斎藤光が右前安打を放つ


2本目

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5回表一死一塁 カウント:0-0 球種:ストレート

6番古屋慎太郎が二塁内野安打を放つ


3本目

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6回表無死 カウント:1-2 球種:ストレート

9番小牧泰士が一塁前バント安打で出塁する


4本目

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6回表無死一塁 カウント:2-0 球種:ストレート

1番都藤潤一が中越えに適時二塁打を放つ

京都外大西 -3 長崎日大


5本目

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6回表二死三塁 カウント:0-0 球種:スライダー

4番辻孟彦が三塁強襲の内野安打を放ち、1点差に迫る

京都外大西 -3 長崎日大


6本目

1-7.jpg

8回表無死 カウント:0-0 球種:ストレート

3番中川拓がピッチャー強襲の内野安打を放つ


7本目

1-8.jpg

8回表一死 カウント:2-0 球種:スライダー

4番辻孟彦が右前安打を放つ(2本目)


8本目

1-9.jpg

8回表一死一塁 カウント:0-0 球種:スライダー

5番斎藤光が右前安打を放つ(2本目)


9本目

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8回表二死満塁 カウント:0-1 球種:ストレート

8番本田拓人が遊撃内野安打を放ち、1点を勝ち越す

京都外大西 -3 長崎日大
 

10本目

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9回表無死 カウント:2-1 球種:ストレート

1番都藤潤一が右前安打を放つ(2本目)





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<号外>京都外大西が3回戦進出へ

<甲子園>

【大会6日目第一試合】

京都外大西 000 000 000
                122=5
常総学院  000 000 000
                120=3
             (延長12回)



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  甲子園初勝利!!

 甲子園初勝利を挙げた京都外大西・上羽監督に握手を求められる甲子園通算6勝目を挙げた本田



 2回戦で京都外大西が延長の末、茨城代表・常総学院を破って3回戦に駒を進めた。京都外大西は先発の白井と7回から登板した本田が好投するも、打線が9回までわずか1安打に抑えられ、0-0のまま延長戦に突入。ついに延長10回、1年生斎藤の一塁線を破る適時二塁打で先制するも、その裏に代打・宮本の中越え適時二塁打で同点に追いつかれる。11回には内山が右越えに2点適時三塁打を放ち、これで決まったかと思えば、その裏にまたも左前適時打とスクイズで同点に追いつかれる嫌な展開であったが、12回に捕手・田中の三塁強襲の適時打で勝ち越し、さらに本田の犠飛で2点をリードし、そのまま逃げ切った。先発・白井は打たせて取る投球で甲子園初登板を6回3安打無失点に抑えた。救援した本田は6回5安打3失点(7奪三振6四死球)で甲子園通算6勝目を挙げた。ちなみに、京都代表は5年連続初戦突破。京都外大西は3回戦で長崎代表・長崎日大と大会10日目(順当に行けば17(金)に)第一試合でベスト8をかけて対戦する。





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2回戦 対常総学院:京都外大西全6安打

1本目

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4回表一死一塁 カウント:1-1 球種:ストレート

3番中川拓が右前安打を放つ


2本目

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延長10回表二死二塁 カウント:2-3(7球目) 球種:ストレート

5番斉藤光が一塁線を破る先制の適時二塁打を放つ

京都外大西 -0 常総学院


3本目

1-4.jpg

延長11回表一死 カウント:2-2 球種:スライダー

8番本田拓人が三遊間を破る左前安打を放つ


4本目

1-5.jpg

延長11回表二死一、三塁 カウント:1-1 球種:カーブ

2番内山昂樹が右越えに2点適時三塁打を放つ

京都外大西 -1 常総学院


5本目

1-6.jpg

延長12回表無死 カウント:1-2 球種:ストレート

4番辻孟彦が三遊間を破る左前安打を放つ


6本目

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延長12回表一死二、三塁 カウント:0-1 球種:ストレート

7番田中康雄が三塁強襲の適時打を放つ

京都外大西 -3 常総学院



【おまけ】

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延長12回表一死一、三塁 カウント:2-2 球種:ストレート

8番本田拓人が中犠飛を打ち上げる

京都外大西 -3 常総学院




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